夫の今の勤務先は社員食堂があり、こちらに転勤してからの2年間、弁当を作った事がありませんでした。
ところが最近は人員削減の為忙しく、帰宅時間は毎日夜中。
帰りに同僚とラーメンを食べて済ませて来たり、家で夕飯を食べてもビールのつまみ程度で、きちんとした食事をしなくなりました。
のんきな私もさすがに夫の健康が気になりだし、夫に弁当を作る事にしたのです。
大きな弁当箱にまず肉料理と焼き魚。
煮物、酢の物、和え物は三種の神器、体調を考えて欠かしません。
ご飯には佃煮と梅干を添えて。
コーヒー代節約の為、コーヒーを入れた水筒を弁当と一緒にバッグの中へ。
完璧です。これこそ愛妻弁当!
でも、これまで弁当を作らなかった事もあって、ただ作るのはなんとなく悔しい気がするんです。
冗談で夫に「3回作ったら弁当代千円頂だい、2回で終ったら要らないから」と言いました。
すると3回目だった昨日、夜中に帰ってきた夫が空の弁当箱と一緒に千円札を出しながら言いました。
「また3回よろしくね。でも2回やったら払わんけんね。全くお金取るって、これじゃ愛妻弁当じゃなくて悪妻弁当て言わんばね(笑)」
悪妻弁当の命名に私も可笑しくて「じゃ、悪妻らしく『へそくり』せんばね」と早速千円札は貯金箱に。
弁当作りを休まず続ける自信はありませんが、『悪妻弁当3回千円』を励みに頑張れそうです。
お金が貯まったら?
その時はパパのスタミナの為に家族で焼肉でも食べに行きましょうか。
|